にくきゅうの宝箱日記

普段の出来事やその時に感じたこと、興味をもったことについて語ります。読書・健康・家族・仕事・投資など。

【生活】大阪北部地震から1週間が経ちました。

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▶突然の地震から1週間

私の住まいは大阪北摂地区。そう、あの1週間前に襲った震度6弱地震の被害が最も大きかった地域です。
実は当日、妻が体調不良のために偶然にも仕事は午前休を取得していて、長女の朝食の面倒を見ている時に突然の激震。急いで長女と寝ている次女を妻と一緒にテーブルの下に押し込み、ちょうど小学校に向かったばかりの長男を追いかけて飛び出しました。幸いにも登校を終えて直後の地震だったらしく、長男も他のみんなと一緒に運動場へ避難しており、まったく怪我もなく無事に北区。自宅も1階だったのが幸いして、食器棚から飛び出した皿が1枚割れたのと、家具が少しずれた程度で済みました。

あれから1週間。ずっと止まっていたガスも土曜日に復旧して、ようやくいつもの生活が戻ってきました。自宅で子どもたちと入るお風呂のなんと心地良かったことか。

…が。地震の影響は、まだあちこちに残っています。

近所のマンションでは外壁にひび割れが入っていたり、玄関のドアが歪んで閉まらなくなったり。いつ倒壊してもおかしくないような老朽化したアパートを自衛隊が視察に来たり、学校のブロック塀を取り壊すためにプール授業が休止になったり。図書館やお店もまだまだ開いてなかったりします。

あと、少なからず夜中に余震が続いていますので、寝る前になると長男が「地震、どーんって来ない?」って心配そうに聞いてきますし、実際に震度3で目を覚ました4歳の長女を抱きしめていると、寝ぼけながらも「(私は大丈夫だから)次女ちゃんを守ってあげて…」と言ってきたり、心の奥底に深い爪痕を残していることを実感しています。

 

地震を経験したことで考えること

ここで考えておかないといけないのが、やはり防災対策です。私は阪神淡路大震災も経験していますし、熊本地震も出張先の久留米で被災しているので人一倍敏感になっていてもおかしくないのですが、お恥ずかしい話、ほとんど実行できていないに等しかったです。

確かに熊本地震の後、ラジオ付きライトや貯水用の折り畳み式ポリタンクなど、いくつかは揃えて防災用のバッグに放り込んではいましたが、水や非常食など最低限の準備すらできておらず。ましてや家具の耐震補強などまったくの手つかずでした。今回の地震では本棚などが倒れたことによる死者も出ていて、特に自宅では寝室にある洋服ダンスの引き出しが全部飛び出して、眠っている次女の頭にでも落ちようもんなら大怪我になるところでもあって、幼い子どもがいる家庭としてこれは情けない限りと痛感させられました。

 

▶今後の地震に備えて始めたこと

今後起きるかもしれない地震に備えて、まず最初にしたことは避難場所の確認。家族が離ればなれで被災した時に、どこに避難するかを妻と共有しました。そして次に、寝ているときに倒れてたり落ちてくるものがないよう、寝室にあった洋服ダンスを別室に移しました。もちろん寝る前は、リビングにあるテーブルの椅子を全部引いて、下にすぐに潜り込めるようにしてあります。まずすぐにできることから取り掛かっています。

防災グッズも順次取り揃えていく予定です。先日は近所のスーパーに行った際に見つけた「ビスコ保存缶」を購入しました。これは前に消費期限が来て実際に食べたこともあるのですが、普通のものとまったく味が変わらないのに5年間保存が可能で、しかもクリームサンドビスケットなので栄養価が高いうえに小さい子どもでも喜んで食べられる優れもの。個人的におススメです。

他にも長期保存可能なペットボトル水やインスタントなどの非常食、特に子どもたちに必要なものをリストアップして購入する予定です。今は大変便利になっていて、持ち運びしやすい軽量型バッグに最低限のものがすべて入っている防災グッズセットも販売されていて、いっそのことそれを買った方が早いかなとも検討しています。あと、家具の耐震固定も。やること満載です。

 

▶最後に

地震直後でも電気や水道は幸い何事もなく使えたので、今回自宅のライフライン断絶としてはガスのみで、しかも5日間とこれまでの大きな地震に比べてとても短い期間で復旧してくれましたが、それでも普段の何気ない毎日が、いかに恵まれていてありがたいものかを思い起こさせてくれるには十分な機会となりました。備えあれば憂いなし、ですね。